(参考)「papyrus」創刊号

買ったわけでなく家にやってきた雑誌なので(参考)としてメモ。どことなく幻冬舎版「月刊カドカワ」みたいな雑誌。
特集は中山美穂。写真とロングインタビュー。蜷川実花の写真はあいかわらず色鮮やか。
目をひいたのが「机上の九龍」。2000年代中期・東京ネオ九龍を舞台にしたSFマンガ。知性をもったしゃべるウサギやモンキーが出てくる。作者は青木朋+空論創作委員会。そして「構成」として長崎尚志の名前が。たたみかけるようなミステリータッチの展開で、第1回を読んだ限りではまるで『MONSTER』や『20世紀少年』や『PLUTO』のよう。

「スカイパーフェクTV!ガイド」7月号

星になった少年』公開にあわせて柳楽優弥へのインタビュー。「泣くシーンなんかは、(監督から)『気持ち入れろ、気持ち入れろ』って何度も何度も撮り直しをされました」
ダニー・ザ・ドッグ』公開で来日したジェット・リーへのミニミニインタビュー。「涙を流すシーンは…役になりきれば、自然に涙が出てくるものだと分かりました(笑)」

「月刊BSfan」8月号

これからはじまる海外ドラマ特集

「LOST」全25話(AXN)
気がついたら無人島にいてそこには危険な獣もいた、という話。「サバイバー」ドラマ版?
コールドケース 迷宮事件簿」(WOWOW
何年も前に起こった未解決事件を調べる殺人課の刑事の話。アメリカ版「ケイゾク」?
「シックス・フィート・アンダー」(スーパーチャンネル
アメリカン・ビューティー』の脚本家による葬儀社が舞台のドラマ。
The Office」「ザ・スケッチショー」(WOWOW
英国のコメディ。後者は細野晴臣高橋幸宏のあのグループのネーミングの元ネタ?

「BLAST」8月号

先月号が面白かったので今月も買った。
よかったのは特集「キッズシンガーたちは今」(実際にはこんなタイトルはついてない)。マリオ、オマリオン、レイ・Jの3人を中心に10代前半でデビューした男性シンガーが今なにを考えどんな風に活動しているのか、という翻訳記事。とりあえずいま若手黒人男性シンガーの頂点に立っているのがアッシャーであり、アッシャーみたいになること、アッシャーを蹴落としてその座を奪うことが彼らの目標なんだということがよくわかった。
ミッシー・エリオットの特集はもうじき出る新譜に備えてこれまでの活動をおさらいしておきましょうという感じのさらっとしたもの。

「サウンド&レコーディング・マガジン」7月号

レイ・ハラカミのインタビューが2ページ。使っている音色はファースト・アルバムのときからほとんど変化してない、新しい機材には興味がない、新しい機材ほど新しい表現ができるという時代はすでに頭打ちになってる、と語るRH。
ジョン・レジェンドのオリジナル・インタビューが1ページ。マーヴィン・ゲイスティーヴィー・ワンダーを引き合いに出して語られることが多いがそれについてどう思うか、という質問に対して「彼らは“ヒップホップの時代”にはいなかった人たち」と明解に答えるJL。
「プロデュースの技法」今月はYUKICHARAHALCALI木村カエラサウンド・プロデュースを手がけている會田茂一。「バンドをやってきた人間からすれば、何も考えずに演奏した1stテイクが一番いいに決まってる」。
「コンサート見聞録」ではムーンライダーズSHIBUYA-AXでのライブの模様を。ドラマーに代役を立てて6人で演奏してるステージ写真を眺めていると、あらためてドラムス抜き5人だけで行われたアースデイでのライブはレアなものだったなあ、と思った。

「小説新潮」7月号

筒井康隆『銀齢の果て』第7回。
そのほかには山本周五郎賞記念特集ということで今回受賞した荻原浩垣根涼介の二人による対談が7ページ。


荻原 山本周五郎作品って読んだことがなくて……。垣根さんは読まれていましたか?
垣根 『さぶ』と『樅ノ木は残った』は読んだことがあります。
という出だしのやけにフランクなやりとりを読んで、『珈琲時光』の製作発表会で「これまでに小津安二郎の映画を見たことは?」と訊かれ一本もないと答えた浅野忠信一青窈を思い出した。